2011年のトピックス
(最新ニュース)


▼ 門仲天井ホール 存続署名のお願い(11月5日 up)

ORT Musicを立ち上げ、以来、2つのコンサート・シリーズ『くりくら音楽会』及び『耳を開く』を、門仲天井ホールと共同企画で、春、秋に行ってきました。はや、足掛け6年目になります。

また、私が最初にこのホールと出会ったのは、トランクシアターの演劇公演でしたから、今から15年以上前のことになります。

この長年お世話になってきた東京下町のホールが、持ち主である建交労組合によって、来年9月いっぱいをもって閉鎖されようとしています。

私は、この組合からの一方的な閉鎖に異を唱え、今後の利用についてまったく考えていない組合に対し、共に話し合っていきたいと思う気持ちから、「門仲天井ホールの今後を考える会」のメンバーの1人として、今春より活動しています。

ホールは単なる箱や小屋ではなく、文化が生まれ、受け継がれ、さらに、人と人とをつないでいく「場」だと思っています。その火を決して消してはならないと思うのです。

また、特に、この門仲天井ホールは、様々なジャンル、すなわち音楽はもとより、演劇、映画(無声映画含む)、ダンス、朗読、ジャグリングなどの大道芸、日本の古典芸能(落語、和太鼓演奏など)などなど、幅広く使用されています。今や、渋谷・ジャンジャンなき後、この使い勝手の良いホールは、東京では重要な場所になっていると思います。

さらに、浅草にあるアサヒビール本社のメセナ活動との連携、その他、東京の下町の文化を支える拠点としても機能しています。

8月30日を〆切とする第一次署名運動では、私は個人的にメールを送らさせていただき、多くの方からのご支援をいただきました。ありがとうございました。これは9月初めの組合の大会に向けたものでしたが、残念ながら、大会では閉鎖が承認されました。

が、最終結論は来年2月の大会で出るそうなので、現在、11月30日を〆切とする第二次署名運動が広く展開されています。まだご署名いただいておらず、下記webなどを参照されて、ご賛同いただけるみなさまには、ぜひご協力をお願いいたします。

下記webから、署名用紙のダウンロード、さらに電子署名もできます。老若男女、ご親族、ご近所さんなどなど、多くの人の声を集めたいと考えています。

門天井ホールの今後を考える会のweb
http://monten-kongo.blogspot.com/


どうぞよろしくお願いいたします。



▼ 映画『明日泣く』公開予定(11月5日 up)

渋谷毅(p)さんが音楽をつとめられた映画『明日泣く』が、11月19日(土)より、渋谷・ユーロスペースのレイト・ショーにて公開されます。

私はその音楽で、主人公の女性ジャズ・ピアニストのかわりに、ちょっとだけ演奏しています。で、もちろん、渋谷さんも演奏されています。聴けば、どちらが弾いているかは、一目瞭然ならぬ、一聴瞭然ですが。

渋谷さん曰く、この話を受けた時、私の顔が浮かんだのだそうです。店の中がガヤガヤとうるさい中、突然「ジャン」とピアノを叩いて、聴いてちょうだいと言わんばかりに演奏し始める女性ピアニスト、というのが、私と重なったとか?光栄の至りというか、私はそんな感じでっか?というか・・・(苦笑)。

トリオの演奏では、水谷浩章(b)さん、故セシル・モンロー(ds)さんと演奏。私にとっては、セシルと共演したのは、この映画の録音で、が最後になりました。

原作・色川武大(阿佐田哲也)、監督・内藤誠、キャスト・斎藤工、汐見ゆかり  ほか、という作品。

公式サイトがオープンしました。ご参考にどうぞ。
http://www.asunaku.com/index.html



▼ ORTMusic秋の企画 (11月5日 up)

2011年秋、ORTMusicでは、コンサート・シリーズ『耳を開く vol.4』を、門仲天井ホールと共同企画しました。

ぜひぜひ、みなさん、おでかけください!

詳細は“ORTMusic”のページへどうぞ。



▼ 新生 黒田京子トリオ(5月3日 up)

太田恵資(vn)さん、翠川敬基(vc)さん、私による、ピアノ・トリオが散開して約1年以上の月日が流れました。

私は上記のトリオの活動をやめたくはありませんでした。が、いろいろな経緯があり、昨年(2010年)2月末を最後に、やむなく散開に至りました。

でも、このトリオの形態、すなわちヴァイオリン、チェロ、ピアノという編成で、やり残したことがあると思っていること、さらに、この組み合わせによる音楽が、現在の自分にとって、もっとも自分が生きる(あるいは、自分を生かす)ことができ、「今」と響き合う世界を感じられることなどにより、このたび、再び、黒田京子トリオを立ち上げることにしました。

上記の記述は少し誤解を招く恐れがあるかもしれませんが、ジャズあるいは即興演奏において、問題なのは楽器ではなく、「その人」であることは言うまでもありません。

太田さんはいわば日本のヴァイオリニストのパイオニア的存在と言っていいと思っています。いわゆる業界のことは、私にはほとんどわかりませんが、中西俊博さん、葉加瀬太郎さんといった、クラシック音楽の教養を身につけ、藝大を出て、時代に乗るような表舞台で華やかなライトを浴びる活動をされている方たちとは別の系譜のヴァイオリニストとして。すなわち、'90年代初頭、この国で“ワールドミュージック”といったことがもてはやされる以前から、トルコなどの現地に赴き、その音楽や楽器のルーツを学び、自身の音楽を見直すところから出発したパイオニアとして。

私とほぼ同世代である太田さんの、ヴァイオリニストとして切り拓いて来られた孤独な努力と、後進に作った道。さらに、トルコやアラブ音楽にも造詣が深く、のみならず、ジャズからクラシック音楽まで幅広く音楽を知っておられること。その誰にも真似のできない独特のヴァイオリンの音色や奏法、さらにヴォイスは唯一無二であること。そうしたことはあらためてここに書くまでもなく、私は太田さんを心から尊敬しています。

そして、翠川さんもまた、日本のジャズ及び即興演奏の分野におけるチェロ奏者として最前線に立ち、新しい平野を切り拓いて来た第一人者だと思っています。

ただ、太田さん、翠川さん、私、の3人で演奏することは、もはやかないません。

そこで、タンゴから出発しながらも、やはりいつのまにか孤高な闘いをしている、ここ何年かで大きく深く変貌した喜多直毅(vn)さんをヴァイオリニストに迎え、翠川さんと3人で、新たな出発をしたいと思います。

喜多さんは、たとえばあのままタンゴ音楽を素直に続けて行けば、この国のタンゴ・ヴァイオリン奏者の第一人者になったであろうことは想像に難くありません。おそらく、ほかならぬ本人が多くの人からそう言われているように。けれど、今や、喜多さんが抱えている内実と音楽は、それをはるかに超えるものになっていると思われ、真摯な音楽家の誰もがそうであるように、喜多さんもまた自分に忠実に音を紡いでいるだけだと思っています。

私もまた、いつのまにかジャズからはだいぶ遠いところに立っているように思います。これでも期待されていた時代はあったのですが・・・(苦笑)。

さらに、誤解を恐れず、敢えて付け加えれば、喜多さんは太田さんの替わりなどでは決してありません。太田+翠川+黒田で創った音楽は、喜多+翠川+黒田で実現できる音楽とは、まったく異なるものです。まったく別のトリオです。

ということで、船出は、5月13日(金)大泉学園・inF、その次のライヴは、少し間が空きますが、8月4日(木)渋谷・公園通りクラシックス、を予定しています。

どうぞ応援してくださいますよう。よろしくお願いいたします。



▼ チャリティーコンサートのおしらせ(5月3日 up)

3月11日に起きた東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。また、被災されたみなさま、そのご家族の方々に、心よりお見舞い申し上げます。

この震災以降のことについては、拙web内『洗面器』に感じたことや考えたことは書いてきたつもりです。この自分を、この現実に向き合い、今、ここに立たせるためにも。なので、細かいことはここでは省きます。



で、5月と6月にチャリティーコンサートを行います。

ちなみに、それまで普通のライヴを予定していたものを、急遽、チャリティーにすることを、私はあまりよいこととは思っていません。ので、あらかじめ、きちんと支援金(あるいは義援金)の送付先を検討したり、内容などを議論した上で、この2つのコンサートにかかわることにしました。

いずれのコンサートも、集まったお金はすべて支援金として、被災地及び被災者の方たちに、できるだけ手渡せる感覚で届けたいと考えています。

具体的には、現地で、被災者に寄り添いながら活動している団体あるいは組織を、「支援する」というかたちをとることになります。

日本赤十字社、中央共同募金会、被災地域の各自治体やその災害対策本部も、もちろん視野に入れました。
でも、実際の給付先や分配方法などが、どうもよくわからないと感じました。集まったお金はどういう使われ方をされているのだろう?果たしてほんとうに被災した人たちに届いているのだろうか?という素朴な疑問がもやもやと心に残りました。
参考:4月30日現在、義援金が給付されたのは約一割
そのため、こうした大きな組織には寄付しないことにしました。



5月14日(土)は、門仲天井ホールが主催する『東日本大震災復興支援 門天プロジェクト』の第1回目に参加します。

私は、渡邊奈央さん門馬瑠依さん、という20歳代後半の若い女性歌手2人に声をかけ、「うたとピアノの音楽会」と題して、約1時間、演奏します。

渡邊奈央さんは、この3月に童謡を集めたCDを出したばかりのシンガーソングライター。これまで私宅に時々レッスンに来ていた方です。

門馬瑠依さんとは、調律師さんの紹介で、今年初めて知り合いました。いわゆるジャズ・ソングを歌っている方ですが、今、大きく変わろうとしているかも(?)と感じている方です。

2人とも、音楽にひたむきに向き合い、まっすぐな声で、歌を届けようとしている人たちです。

料金は1コイン。500円です。

集まったお金は全額支援金にします。
今のところ、宮城県沿岸部を中心に活動している団体、RQ市民災害救援センターに送ろうと考えています。(5/3現在、相談中につき、まだ未決定です)

なお、この日は終日、門天ホールはこのプロジェクトの一日になります。

私たちの前には、吉福敦子(ダンサー)さんによる「親子で楽しむカラダワークショップ」、古今亭菊千代、古今亭ちよりん さんたちによる「落語会とオークション」がプログラムとして組まれています。

詳細はこちらへ。



また、6月5日(日)は、新宿・Jにて、門馬瑠依(vo)さん、和田俊昭(g)さんと、3人でチャリティーライヴをやります。

このチャリティーライヴは、門馬さんが胸に抱いていた強い思いを実現するコンサートです。門馬さんも和田さんも20歳代後半の若いミュージシャンですが、やはり真摯に音楽にかかわっています。その2人に共感した私が参加して、3人での2回目のライヴがチャリティーということになりました。

なお、この時集まったお金は、岩手県の民間有志による復興支援組織「結 ゆいっこ」に送ることが決まっています。

また、お金を送るだけではなく、さらに人と人とのつながり、音楽によるつながりを求めて、この時のライヴの音源は、FM花巻、IBC岩手放送、で放送される予定になっています。

料金は、チャージ2500円、ほかに飲食代がかかります。

2つとも、いいコンサートにしたいと思っています。どうぞおでかけくださいますよう。



▼ORTMusic春の企画 (2月2日 up)

2011年春、ORTMusicでは、コンサート・シリーズ『くりくら音楽会 vol.8』を、門仲天井ホールと共同企画しました。

ぜひぜひ、みなさん、おでかけください!

詳細は“ORTMusic”のページへどうぞ。






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